外壁塗装の費用相場は!?各項目の平均単価と一括見積りで料金価格を安くする方法

当サイトは、現役プロ外壁塗装業者が監修・執筆しているので情報には自信を持っています。

【プロ業者の一言】

ネットの情報を参考にして作られたサイトの情報は不正確なものが多いです。ぬりかべ君では、実際に今も現場に出続けているプロ外壁塗装業者の視点で確かな情報をお伝えしていきます!ぜひ隅々まで読んでいって下さいね。

  • そろそろマイホームの色あせが気になり始めた
  • ご近所の家と比べると、ウチは古びて見える

こんなことを感じるとまず考えるのが「外壁塗装」ですが、やはり気になるのはお値段ですよね。

ご近所から「ウチは外壁塗装に150万円かかった」なんて聞かされると、外壁塗装に尻込みしてしまうのも当然です。

しかも外壁塗装をはじめとしたリフォーム工事には悪徳業者が多いなんて黒いウワサもよく耳にするので、慎重になってしまう方も多いでしょう。

とはいえ、外壁塗装は住宅を長く住みやすく使い続けるために絶対必要なケアです。

お金がかかるからといって放置してしまうのはNGだと断言します。

そこで、このサイト「外壁塗装のぬりかべ君」では

  • 住宅の外壁塗装をできる限り低価格で済ませたい
  • 納得のいく高品質な仕上がりを求めたい

という方のために、外壁塗装の費用相場と相場よりも安く高品質に仕上げてもらうための5つのポイントを紹介します。

外壁塗装の平均単価・費用相場

外壁塗装の工事金額は「1件いくら」ではありません。

足場代・高圧洗浄代・養生代・外壁の塗装代・屋根の塗装代など各工事項目ごとの平均的な単価があり、単価に面積を乗じて計算される複合的なつくりをしています。

つまり、全体的な価格にごまかされず、各工事項目が相場どおりかをチェックしないと、いくら激安などをうたっている業者でも本当に安くなっているのかは判断できないということです。

掲載項目備考塗装の種類1㎡の平均単価
足場600〜800円
高圧洗浄200〜250円
養生300〜500円
飛散防止ネット100〜200円
シーリング(打ち替え)900〜1200円
シーリング(打ち直し・打ち増し)700〜900円
下地補修・下地調整※コーキング・防水処理などとも呼ぶ17,000〜20,000円
下塗り(プライマー・フィラー塗装)600〜900円
外壁塗装(中塗り・上塗り)アクリル系1,000〜1,200円
ウレタン系1,800〜2,000円
シリコン系2,500〜3,000円
フッ素系3,500〜4,500円
遮熱・断熱系5,000〜5,500円
光触媒系5,000〜5,500円
屋根塗装トタン屋根アクリル系1,000〜1,200円
ウレタン系1,500〜1,700円
シリコン系1,800〜2,000円
フッ素系3,500〜4,500円
遮熱・断熱系3,500〜4,500円
コロニアル屋根アクリル系700〜1,000円
ウレタン系1,500〜1,700円
シリコン系1,800〜2,000円
フッ素系3,500〜4,500円
遮熱・断熱系3,500〜4,500円
瓦屋根アクリル系1,000〜1,200円
ウレタン系1,800〜2,000円
シリコン系2,500〜3,500円
フッ素系3,500〜4,500円
遮熱・断熱系4,000〜4,500円
木部・金属部塗装アクリル系1,000〜1,200円
ウレタン系1,800〜2,000円
シリコン系2,500〜3,500円
フッ素系3,500〜4,500円
雨どい塗装アクリル系1,000〜1,200円
ウレタン系1,000〜1,200円
シリコン系1,300〜1,800円
フッ素系2,500〜3,500円
破風塗装 650〜800円
軒天井塗装800〜1,000円
雨戸塗装(1枚あたり)2,000〜3,000円

塗装費用の各工事項目の平均単価を知っていれば、適正価格による工事かどうかが確認できます。

外壁塗装の工事の価格は、まずは住宅の広さ=建坪を基準に決まります。

1坪は約3.306㎡、分かりやすく例えると「畳2畳分」です。

もちろん、建坪が大きければ大きいほど使用する塗料の量が増えることになります。

つまり、外壁塗装の工事価格は「使用する塗料の1㎡あたりの価格×広さ」で決まります。

では、建坪と使用する塗料のランクで対比した外壁塗装の工事価格の相場を見て頂きましょう。

アクリル系 ウレタン系 シリコン系 フッ素系 遮熱・断熱系 光触媒系
20坪 70万 80万 90万 100万 120万 135万
25坪 80万 90万 100万 110万 130万 145万
30坪 90万 110万 115万 130万 150万 160万
35坪 105万 125万 130万 145万 165万 180万
40坪 120万 130万 140万 160万 180万 195万

この表は、全国の施工事例をもとに概ねの工事価格をまとめたものです。

細かい建坪、住宅の形状、組み合わせる塗料、お住まいの地域などによって多少の違いがあるので、あくまでも「大まかな相場」だと思ってください。

マイホームの建坪と使用する塗料で対比した場合にこの表の工事価格よりも高い見積りになった場合は

相場よりも高いのではないか?
相場よりも高くなる理由はあるのか?

を考えるべきでしょう。

業者の方針、地域、住宅の仕様などによって多少の上下があるので、平均単価の幅から外れる箇所が生じることもあります。

平均単価の幅に入っているのかだけでなく、

  • 高すぎる(ぼったくり)
  • 安すぎる(ほかの部分にぼったくりがある)
  • 安くても平米数を水増ししている

ということも見極めましょう。

【現役プロ業者の一言】
外壁塗装は「定価がない業界」だと言われています。これは外壁塗装の相場が一般的に知られていないためで、業者のさじ加減一つで大幅に価格が上下します。相場よりも高いことを指摘しても「この家だとこれくらいはしますよ」と返されてしまうので、本当の相場を知るためには複数の業者に見積りを依頼する「相見積り」が必須です。

外壁塗装の平均単価から割り出した見積り例

独自に調査した平均単価を使って、一般的な住宅の外壁塗装の見積りモデルを作り工事の価格を割り出してみましょう。

住宅金融支援機構が調査・発表している住宅の平均的な広さは約40坪。

40坪といえば結構な広さがあると思いますが、住宅金融支援機構の調査では少し大きめの住宅も計算に含まれるはず。

そこで、平均よりも小さい35坪の住宅について見積りを作ってみました。

【参考値】
35坪=115.9㎡
外壁面積=約130㎡
屋根面積=約65㎡
足場面積=約190㎡

工事の項目備考平米の単価平米数価格
足場700円190㎡133,000円
高圧洗浄200円215㎡43,000円
養生(飛散防止ネット・養生テープ込み)400円130㎡52,000円
下地補修30,000円
外壁塗装(下塗り+ウレタン塗料で中塗り・上塗り)1,800円130㎡×2回468,000円
屋根塗装(下塗り+ウレタン塗料で中塗り・上塗り)1,500円65㎡×2回195,000円
合計921,000円

外壁塗装の価格の相場は「概ね100万円前後」といいますから、35坪で90万円台なら妥当な見積りになりましたね。

もしこれまでに外壁塗装の訪問販売・訪問営業の営業マンが訪ねてきて見積りをしてもらった経験がある方なら「え?なんでこんなに安いの⁈」と驚くかも知れませんが、はっきり言って「この価格が普通」です。

各単価には、材料費と作業日数×職人の人件費が含まれており、短い時間で完了する工程ほど単価が安くなります。

【現役プロ業者の一言】
ここでモデルとなっている見積りが、実際に外壁塗装を施工する業者の価格です。ということは、訪問販売・訪問営業の外壁塗装業者に工事を任せると「営業マンの取り分が1件につき10万円、営業会社の取り分が30万円」というふうに加算されてしまいます。同じ工事でも窓口が違えば価格が数十万円の差が生じるということがご理解頂けたでしょう。

安くて高品質を実現!一括見積りサイトで「相見積り」を取ること

外壁塗装を安く・高品質に仕上げるための絶対条件。それは「相見積り」です。

相見積りとは、2社以上の業者から同じ工事の見積りを取得すること。

相見積りを利用すれば、なんと相場の3割も安く外壁塗装をすることができるので必見です!

カンタンに例を挙げてみましょう。

Bさん

外壁塗装をしたいのですが、費用はいくらくらいかかりますか?

Aさん
A社

うちでは10万円になります。

A社が10万円で引き受けてくれるそうですが、A社より安くすることはできませんか?

Bさん
B社

それでしたら、うちではA社より安く8万円で引き受けますよ。

A社とB社では、同じ商品でも2万円の差があることになります。

要は相見積りによって、商品を購入する側にはこのような選択肢が広がるわけです。

  • 安い金額を提示してくれたB社を選ぶか?
  • B社の安い見積りを引き合いにして、付き合いの深いA社に値下げを交渉するか?
  • A社に「10万円でいいからもうワンランク上の商品にして」と無料でサービスを頼むか?

このように価格・品質・サービス・お付き合いの何を重視するかによって取引先を決めることができる

これが相見積りのメリットなんです。

相見積りは、費用価格の相場を知るほかにも、塗装面積(平米数)を知るという役割を果たすので、多くの情報を手にするためには相見積りは必須です。

そこでオススメしたいのが「無料一括見積りサイト」の活用です。

一括見積りサイトは、各サイト独自の厳しい審査基準をクリアした優良な塗装業者を複数紹介してくれるサービスです。

その後は、実際に塗装業者に住宅を見てもらい見積りをしてもらうわけですが、塗装業者側も最初から一括見積りサイトを通じて紹介されていることを理解しているので、相見積り前提で話を進めてくれます

これなら「見積りまでしてもらったのに申し訳ないなぁ」と遠慮することなく相見積りができますね。

相見積りを取る塗装業社の数は3社程度がベストです。

1〜2社だけでは比較不足だし、5社程度まで増えると情報量が増えすぎて比較が難しくなります。

地域限定で展開しているサイトもありますが「ヌリカエ」や「外壁塗装の相談窓口」のように全国の塗装業者を紹介してくれるサイトもあるので、地方在住の方でも安心して利用できるでしょう。

一括見積りサイトの「相見積り」3つのメリット

メリット①安く高品質の塗装ができる

工事金額に100万円以上の差があれば「安く工事してくれる業者にお願いしたい」となるのは当然のこと。

でも、ちょっと待ってください!!

外壁塗装はただ安ければ良いというわけにはいきません

一度工事してしまえば10年近くはそのままでいることになるのですから、工事費用を安く済ませても品質が悪ければ困るのです。

そこでオススメしたいのが「一括見積りサイト」の活用です。

一括見積りサイトを活用する最大のメリットは「安く・高品質」を実現できるところなのです。

ご近所の塗装業者で相見積りをしていると「なんだか申し訳ないなぁ」とか「せっかく来てもらったし、おたくにお願いします」と人情に負けてしまうことも多々あります。

ところが、一括見積りサイトの業者は「相見積り前提」なので、断る場合も遠慮は無用

一括見積りサイトを通じて相見積りをすることで、相場よりもはるかに安く外壁工事ができた事例もたくさんあります。

外壁塗装は決して安いものではありません。できるだけ安く済ませたい、でも品質は落としたくない!という方のために相見積もりをオススメします。

メリット②悪徳業者を見抜くことができる

住宅工事業の中でも特に悪徳業者が多いと言われているのが外壁塗装です。

なぜ外壁塗装に悪徳業者が多いのか?

最大の原因は「素人は相場を知らないので騙すのがカンタンだから」です。

実際には100万円でできる塗装工事も、相場を知らなければ「200万円はかかるけど、特別に150万円で工事します」と持ちかけられれば、誰だって「良心的だ!」と飛びついてしまいますよね。

外壁塗装の悪徳業者は

  • 飛び込みセールスが多い
  • 「あそこが悪いのですぐに工事が必要」と難クセをつけ、契約の即決を迫る
  • やたらと「自社開発の材料」を主張する
  • 相場を大きく超えた見積り額を提示する

という特徴がありますが、どれも一括見積りサイトを利用すれば回避できるものばかり。

厳しい基準を満たした、全国の優良な塗装業者しか登録がありません。そして、工事が適切かの診断や万が一のトラブルにも対応してくれます。

賢い消費者が外壁塗装をする際には、一括見積りサイトを活用するのが常識になりつつあります。

メリット③相場がわかる

外壁塗装の費用がいくらかわからない方でも、一括見積りサイトを利用すれば相場を読む力がつきます。

外壁塗装の見積りを見ると、

  • 1㎡あたりの作業単価
  • 材料費
  • 足場代

が記載されており、わが家がいくらかかるのかが一目瞭然になります。

しっかりと比較ができれば、

  • 安くなっているのは足場代がサービスになっているから
  • 他社よりも高いのは材料がワンランク上だから
  • 悪徳業者ではないのか

このような情報も読み取れるようになるでしょう。

なぜ安いのか、なぜ高いのかを見分ける知識も身につきます。

だいたい3社程度の見積りをすれば、自宅の外壁塗装の相場が見えるでしょう

【40坪の見積り】外壁塗装業者によって費用が100万も差が出た例

外壁塗装は全く同じ物件でも業者によって工事価格が全く違います。

住宅金融支援機構の調べによると、一般住宅の平均的な大きさは約40坪。

そこで、40坪の二階建て住宅の屋根・外壁塗装について4つの業者で相見積りをした事例で比較してみましょう。

  • ①ワンワン塗装 128万円
  • ②ガウガウ住建 106万円
  • ③ニャンコペイント 165万円
  • ④アニマルリフォーム 213万円

なんと最安値と最高値の業者の工事価格は107万円も差がありました。

これは④のアニマルリフォームが自宅に飛び込みセールスで訪問してきて「こんなに高いの?」と疑問を感じたために相見積りを取った事例です。

ほかの①〜③の業者が提示している見積り額が100〜160万円台なので、1社だけ200万円を超える見積りを出しているアニマルリフォームはぼったくりの悪徳業者である疑いが濃厚なので問題外。

悪徳業者を除いても①〜③の塗装業者の見積り額には最大で60万円の差があるのですから、やはり外壁塗装の工事価格は業者によって大きく差があることが分かりますね。

一社だけの見積もりだとぼったくられる可能性が高いので、一括相見積もりをおすすめします。

【3社見積り比較】塗料のランクを基準に10万以上の値引きができた例

同じ住宅の外壁塗装をA社・B社・C社の3社に見積りを依頼した金額がこちらです。

《見積り額》

 A社B社C社
見積り100万90万80万
塗装のレベル
Bさん

B社とC社は同じ塗料ですが、C社のほうが10万円も安いのでC社にしようかと思っています。

Aさん
B社

それなら、うちでもC社と同じ80万円で引き受けます。

Bさん

B社とC社は少し程度が低い塗料を使うけど、80万円で工事してくれるみたいです。

Aさん
A社

B社・C社と値段が同じでは採算が合わないので、少し割引した90万円で高級塗料を使うのはいかがですか?

《交渉後の見積り額》

 A社B社C社
見積り90万80万80万
塗装のレベル
  • ①少し割安になったので90万円で高級塗料を使ってくれるA社を選ぶか?
  • ②さらにギリギリまで値下げできるようにB社とC社を競わせるか?

この2つの選択になります。品質にこだわるにしても、工事価格重視だったとしても、10万円以上の値引きが実現することになりました。

外壁塗料の費用価格は!?塗料の価格と耐用年数の関係

よほどのこだわりがない限り、一般住宅の外壁塗装では溶剤のウレタン系・シリコン系を使用するのが主流。

しかし、最近では塗料メーカーの努力によって溶剤系と比較しても見劣りしないレベルの水性塗料が販売されています。

マイホームの塗り替え適齢期を10年に1度と考えて定期的に外壁塗装をする方なら、外壁・屋根ともに水性シリコンでも、

次の塗り替え適齢期まで十分に耐えることができるので、主要部分に水性塗料を採用するのも良いでしょう。

一番もったいないのが「目に見えて安いだけでトータルコストを考えない塗料選び」をしてしまうパターンです。

これを分かりやすく表にしたのがこちら。

塗料のランク 耐用年数 見積り金額

(外壁のみ)

1年あたりの

コスト

アクリル系 4年 69万円 約17万円
ウレタン系 6年 73万円 約12万円
シリコン系 13年 78万円 6万円
フッ素系 18年 90万円 5万円
遮熱断熱・光触媒系 20年 105万円 約5万円

一目瞭然ですね。安くてランクの低い塗料を使用すると、その時の工事金額は安くなります。

ところがランクの低い塗料は耐用年数が短いので、工事金額を耐用年数で割って1年あたりのコストを算出すると非常に割高に。

ランクの高い塗料ほどコストパフォーマンスに優れていることがよく分かるでしょう。

外壁塗装の際には、塗料の費用や塗装の人件費だけでなく、必ず足場代や高圧洗浄代などの固定費がかかるので、数年に1度のペースで固定費がかかっていては損をします。

「ただやみくもに安い塗料を使う」のではなく、費用・耐用年数などを比較して「バランスの良い塗料を使ってトータルコストを抑える」のが賢い節約術です。

外壁塗装に使用する塗料は、配合原料の差が価格の差となっており、耐用年数やツヤ持ちが長い優秀な塗料ほど価格が高くなります。

安い=得ではない!アクリル系塗料とシリコン系塗料の費用・耐用年数を比較

外壁塗装が一生に一度きりなら、安価な塗料を選んで工事費用を節約するのもいいでしょう。

しかし、何十年と住む場合、安価な塗料は耐久性が低く何度も塗り替える必要があるので、結果的に工事費が高くなってしまう可能性が十分にあります。

塗料選びをする際には、一時的な費用だけでなく長期的な視点でトータルコストを考えなければなりません。工事費用を安く抑えるコツは、「損して得取れ」なのです。

外壁塗料を選ぶときには、耐用年数に応じたコストパフォーマンスも考える必要があります。

塗料の種類別の費用・耐久年数

ある見積りを使って例示してみましょう。

見積り 1年あたりの費用
アクリル系塗料 682,500円 170,625円
シリコン系塗料 777,000円 59,769円

この表は、最も安価なアクリル系塗料を採用した場合と、現在の外壁塗装では主流になっているシリコン系塗料の工事金額を比較したのものです。

工事金額はアクリル系塗料を使用した場合が68万2,500円、シリコン系塗料を使用した場合は77万7,000円となっており、その差は9万4,500円

工事金額だけを比べると、安価なアクリル系塗料を使用すれば10万円弱も安く仕上がることになります。

ところが、先に紹介したように塗料は配合原料によって耐用年数が変わります。

アクリル系塗料の耐用年数は4年、シリコン系塗料の耐用年数は13年ですから、工事金額÷耐用年数で1年あたりのコストを比較すると

  • アクリル系塗料…1年あたり約17万円
  • シリコン系塗料…1年あたり約6万円

となります。

このように比較すると「工事金額が10万円高くなっても長い目でみればシリコン系塗料のほうが圧倒的におトクだ!」ということが分かりますね。

外壁塗装の工事では、足場の敷設や高圧洗浄など工事の都度にかかる固定費用があるので、耐用年数の長い塗料を使用すればそれだけ工事の回数も減ってコストダウンにつながります。

良い塗料を使えば材料費が高くなるので工事代金も高くなるのは当然ですが、実のところ塗装する手間は安い塗料も高い塗料もほとんど変わりません

つまり、高い塗料を使ったからといって、材料費以上の金額を払う必要はないのです!

安い=得ではない!シリコン塗料とフッ素塗料の費用・耐用年数を比較

2階建て30坪の戸建て住宅で、外壁塗装の見積もりが塗料のグレードごとに2パターンある場合です。

1回目の塗り替えから30年間、同じ住宅に住み続ける場合、塗料ごとの工事費用の差を表したものが次のグラフになります。

1パターン目はシリコン塗料で耐久年数が10年(工事費用100万円)、2パターン目はフッ素塗料で耐久年数が15年(工事費用125万円)とし、分かりやすい数字を用いて考えてみましょう。

30年間では、シリコン塗料は耐久年数が10年なので塗り替え回数は3回、フッ素塗料は15年なので塗り替え回数は2回になります。

1回目の塗装では、当然シリコン塗料を使用したほうが工事費用を安く済ませることができます。

しかし、20年経過してシリコン塗料で3回目の塗装工事を済ませると、トータル費用は逆転し、フッ素塗料の方が安くなります。なんと50万円もの大きな差が出るのです。

つまり、1回目の塗り替え後から同じ住宅に20年以上住む予定があるなら、グレードの高いフッ素塗料を使用するのが賢い選択だと言えます。

ただし実際には、同じシリコン系の塗料でも品質に差があり、15年塗り替えなくても塗膜の性能を保っている住宅もあります。

その場合、先ほどの例のようなはっきりとした費用の差は生じませんが、塗料選びの際はトータルコストを意識して行う必要があります。

外壁塗装業者の選び方

マイホームの外壁塗装をお任せする業者選び。「これなら納得!」という外壁塗装にするには、業者選びが最も重要です。

特に悪徳業者が多いことが否定できない外壁塗装業界では、業者の良し悪しが価格と仕上がりの品質に決定的な差を生むので、しっかりと知識をつけておきましょう。

「外壁塗装の業者」と言われると、まず思い浮かぶのはプロの塗装業者でしょう。

ところが、外壁塗装を取り扱っているのはプロの塗装業者だけではありません。

外壁塗装を取り扱っている主な業者は

  • プロの外壁塗装業者、いわゆる「塗装屋」
  • リフォーム会社
  • 工務店
  • 大工

などです。

では、それぞれの違い、メリット・デメリットを一覧にしてみましょう。

区別 メリット デメリット
プロの塗装業者 ◯◯塗装

◯◯塗装工業

◯◯ペイント など

中間マージンがかからない

専門知識・確かな技術で施工する

個人や小規模企業が多く保証対応が弱い

相見積りがしにくい

リフォーム会社 ◯◯ホーム

◯◯住建  など

会社の規模が大きくなるので保証対応に強い 実際に施工するのは下請け業者で、会社や営業マンの中間マージンがあるため高くなる
工務店 ◯◯工務店

◯◯建築工業 など

 

地元企業が多く、保証を含めた対応は親切 下請け・孫請け業者に委託するため中間マージンがあり高くなる
大工 ◯◯左官工業

個人  など

 

中間マージンがかからない 専門知識・技術を持っていないので満足のいく施工にならないことが多い

実は、外壁塗装には特別な資格や許可は必要ありません。

500万円を超える工事については都道府県の許可が必要ですが、一般住宅の外壁塗装で500万円を超えることはまず考えられないので「誰でも外壁塗装業者を名乗ることができる」という実状なのです。

これが外壁塗装を取扱う業者が多い理由です。

「外壁塗装のぬりかべ君」では、

  • 外壁塗装の専門知識と高い技術を持っている
  • 外壁塗装に特化して数多くの施工実績がある
  • 中間マージンが発生しないので、工事価格が良心的である

という理由から、プロの塗装業者が絶対にオススメさせて頂きます。

【現役プロ業者の一言】

みなさんは「プロ業者にお願いすると価格が高くなる」と思っていませんか?確かに、食肉はスーパーで並んでいるものよりも精肉店で買えば高いし、ヘアーカットも大衆理容店より専門的なサロンのほうが高くなります。専門性が高い業者ほどお値段が高くなるというのは一般常識かも知れませんが、外壁塗装においては「プロ業者に依頼するほうが安く・高品質だ」と断言します。見積りに対する値下げ交渉もプロ業者のほうが柔軟なので、ぜひ外壁塗装はプロの塗装業者に依頼しましょう。

「大手」と「地元」どっちがいい?

多くの支店を持つような大手リフォーム会社などに外壁塗装工事を依頼しても、リフォーム会社の従業員が施工するわけではありません。
その会社と協力関係を結んでいる地元の塗装業者に依頼することになります。
つまり、大手リフォーム会社などに依頼しても、結果的にはプロの塗装業者が施工するわけです。
そう考えると、中間マージンが発生してしまうのに、なぜ大手リフォーム会社に依頼する人がいるのか不思議になりますが

  • 大手が親業者となって保証するため、保証内容は手厚い
  • 下請けとなったプロの塗装業者は、大手との取引きに影響するので手抜きができない
  • プロの塗装業者に依頼するパイプがない場合の橋渡し役となる

というメリットもあります。

小規模な地元のプロの塗装業者になると、中間マージンが発生せず安い価格で外壁塗装ができますが

  • 個人単位の業者が多く、保証に不安が残る
  • ご近所や知り合いの紹介などでは、不満があっても断りづらく、相見積りも取りづらい

というデメリットがあります。

大手には大手の、地元には地元のメリットとデメリットがあるので、外壁塗装業者を選ぶ際に「どの点を重要視するのか?」によって使い分けると良いでしょう。

【現役プロ業者の一言】

外壁塗装に関する知識がまだしっかりと身についていなければ「どの点を重要視するのか?」と言われてもパッと思い浮かばないかも知れません。そんな方にオススメなのが「一括見積りサイト」の利用です。まずはいくつかの見積りを手にして見比べてみれば、各業者の違いが見えてきます。価格、塗料のランク、保証内容などの違いを見比べながら、自分がこだわりたい部分を見極めていきましょう。

外壁塗装で費用を安くするポイント

ポイント①広告費や宣伝費をかけていない業者を選ぶ

実は外壁塗装はかなり利益率の高い仕事です。一軒の住宅の屋根と外壁の全てを2人で塗装した場合にかかる費用は合計すると50万円超というところです。

足場代…10万円から15万円
材料代…塗料や養生など諸々を含めて10万円から20万円
人件費…7日間で完成した場合、20万円程度
高圧洗浄機やエアーレスなどの機材は長く使用するものなのでここには含まないとすると、100万円の工事なら業者自体の儲けは1軒で50万円も利益になる計算です。

この儲けの部分について「会社としての取り分は30万円でいいよ」とか「50万円はもらわないと事業が成り立たない」など業者のスタンスが違うので、同じ工事をしても価格の差が生じてしまうのです。

では、なぜ大きな儲けがないといけない業者がいるのでしょうか?

これは決して業者が欲を出しているわけではありません。大々的にテレビCMを放映したり、新聞折込みやポストインのチラシ、DMなどの広告費をかけている業者は、その費用を捻出するために儲けが必要なのです。

他にも、営業専門の社員や必要外の事務員を雇用している業者は、その人たちの給料分も工事代金に上乗せされることになります。

このような業者が工事価格の相場をつり上げているので、知名度が低くても、地味でも、余計なコストをかけていない塗装業者に依頼すれば自然と相場よりも安く外壁塗装工事ができるのです。

ポイント②材料費のぼったくりに気を付ける

多くの業者は材料費がかかるといってぼったくりをしています。

営業マンから「当社は独自開発の塗料を使うので、材料費が高くなります」と言われても、実際のところ、割り増した価格の中で材料費が占める部分はわずか。

実は、高品質をウリにする塗料が本当に数十年先も品質を保つのかは、施工されて実際に数十年経った実例がなく、あくまでも実験によって導き出された試算であって未知の領域なのです。

必要以上に「高品質な塗料を使う」といううたい文句に惑わされてしまい、相場よりも高い工事価格を支払うくらいなら、品質も安定している中程度の塗料で安くすませるほうが利口でしょう。

ポイント③費用が安い時期に依頼する

これはあまり知られていないことですが、外壁塗装は「安く工事できる時期」が存在します。それは「梅雨時期」です。

梅雨時期にあたる6月は、天候が悪いため外壁塗装の工事が思ったようにはかどりません。

2〜3日雨が続いて1日だけ晴れ間がのぞいたと思ったらまた雨続き…という調子なので、通常では7日間程度で完了する塗装工事が2週間以上かかったりもします。

こんな調子ですから、梅雨時期は最初から工事契約を取らない塗装業社も多く、6月は外壁塗装業界特有の閑散期となります。

しかし、大手ならいざ知らず、中小の塗装業者は工事をしていないと生活ができません。そこで「晴れ間の調子をみながら工事を進めてもOKなら」という条件で格安 工事を引き受けてくれたりするのです。

塗装業者が知り合いなどから依頼されて格安で工事をする際にはこの時期を指定することが多いので、儲けを考えず工事の都合を優先する梅雨時期は狙い目ですね。

ほかにも、決算を迎える前の4月から5月は工事件数を増やすために割り引く塗装業者もいます。

「この時期はどこの業者も必ず安くなる!」というものではありませんが、もし緊急工事の必要がない場合は、塗装業者が相場よりも安く請け負ってくれる時期を狙うのも賢い節約法となります。

外壁塗装で失敗しないための注意点

注意点①二度塗りはNG!基本は「三度塗り」

外壁塗装には「節約してはいけないポイント」があります。

それが塗料の「三度塗り」です。

外壁・屋根は

  • 下地材を塗装する「下塗り」
  • 色の塗料の1回目を塗装する「中塗り」
  • 色の塗料の2回目を塗装する「上塗り」

の三度塗りが基本です。

ひとつでも省くと、塗料の性能がかなり落ちてくるので、10年は持つはずの塗料が三度塗りをしなかったことで、2、3年で剥がれてしまうほどです。

さらに耐久性を求める場合は、四度塗りや五度塗りをする場合もあります。

塗料メーカーも塗料本来の発色・ツヤ・耐久性は下塗りの後に塗料を2回重ねて塗装することを前提にしています。

もしどれかの工程を省いてしまえば、10年以上は耐久性のある塗料でも3〜5年以内に劣化して見るも無惨な姿になってしまいます。

見積り書を見て「この業者が安い!」と思ったら、実は色の塗料は1回しか塗装しない二度塗り業者だったとすれば、その業者に外壁塗装を任せるのは避けましょう。

いくら安く済ませたと思っていても、二度塗りだけではすぐに塗料が劣化してしまい、剥がれや色あせを引き起こしてしまい、修繕が必要になって余計なコストがかかります。

塗装の回数を減らして工事金額を節約するという考えは絶対に間違い。

きちんとした塗装をしてもらって、塗料本来の耐用年数を全うさせることこそ賢い節約術です。

実際に三度塗りはどうやって確認したらよいか?

施工が始まる前に、作業工程表を出してもらいましょう。作業工程表には、下塗り、中塗り、上塗りの予定が必ず記入されていますので確認できます。

作業工程表の提出については、契約時にお願いしておくことよいでしょう。

注意点② 「高圧洗浄代はサービスします」の罠に気を付ける

値引きをうたう外壁塗装業者がよく使うのが、

  • 高圧洗浄代はサービスしますよ
  • 足場代は無料にします
  • 軒天井・破風・雨戸と雨どいはサービスで塗装します

などのサービス工事です。

サービス工事をうたっても、実際のところは他の部分の単価の上乗せや面積の水増しを受けているおそれがあるので「サービス」という言葉に騙されないように注意しましょう。

特に高圧洗浄代のサービスは要注意。

コンプレッサーがとんでもなく高価だった時代の昔ながらの塗装職人さんの中には「高圧洗浄なんか必要ない!」と言って高圧洗浄を軽んじる人もいますが、現代の外壁塗装業界は考え方が違います。

スピーディーに塗料の密着度を上げて仕上がりを美しくする工法としては高圧洗浄が最適で、おそらく100年経っても高圧洗浄の工程はなくならないでしょう。

外壁塗装で使用する高圧洗浄機の圧力は概ね150kg/㎡程度の機種。

この圧力は、ガソリンスタンドに設置している洗車機の高圧洗浄と比べるとなんと2倍程度。

足元を洗浄中にうっかり自分の足にでも当てようものなら、ハンマーで殴られたような衝撃が走るほどの威力です。

コンクリートブロックに高圧洗浄を当てるとみるみる新品のような白さに削れていくのですから、外壁に塗装された古い塗膜をしっかりと剥ぎ取って新たな塗装を施すには高圧洗浄が必須なのです。

そんな高圧洗浄を「サービスで」なんて言われたら、喜ぶ前に「大事な工程なのに、無料でいいはずがない!」と疑うべきです。

高圧洗浄は一般的な2階建ての住宅でもほぼ丸一日かかる大変な作業。

それをサービスだからと午前中の2〜3時間だけでパパッと終わらされたりすれば、間違いなく仕上がりに悪影響を及ぼします。

特に屋根が日本瓦ではなく薄いパネル状の瓦を敷いた「コロニアル屋根(スレート・カラーベストとも)」の場合は、通常の高圧洗浄ではなくノズルを交換して渦巻き状に高圧水を噴出するトルネードノズルを使った高圧洗浄が必須です。

せっかく工事代金の一部をサービスしてもらっても、仕上がりが悪くなり耐久性も落ちてしまうのでは節約になりません。
トータルコストを抑えるためにも、きちんとした高圧洗浄をお願いしたいところです。

もし塗装業者から「高圧洗浄代はサービスで」と言われたら、遠慮なく

  • サービスでも通常どおりの高圧洗浄をやってくれるんですか?
  • どんな方法でするんですか?
  • どれくらい時間がかかるんですか?

という質問を投げかけてみましょう。

いい加減な高圧洗浄をされそうな回答が返ってくれば、いっそのことその業者はお断りするほうが無難です。

【現役プロ業者の一言】

高圧洗浄はいまや外壁塗装の常識的な工程。ところが、高圧洗浄機はかなり高価であるため、自前で高圧洗浄機を持っていない塗装業者もいます。もちろん、知り合いの塗装業者などから借りてくるのが普通なのですが、高圧洗浄と言いながらホームセンターなどで販売されている家庭用の高圧洗浄機を使っていた業者も存在します。家庭用の高圧洗浄機では塗装の表面を濡らしただけで終わってしまうので、こんな業者は即刻お断りしましょう。

 

 

 

外壁塗装は「相見積り」を必ず取る!のまとめ

できるだけ安く・高品質に外壁塗装を実現したい方にぜひ実践して頂きたい、外壁塗装の節約術。

冒頭でも説明しましたが、単に安く外壁塗装ができれば良いというのであれば、複数の塗装業者から見積りを取って最安値の業者を選ぶだけです。

でも、それでは費用に応じた程度の品質しか得られません。

安くても数十万円台の出費になる外壁塗装ですから、安物買いをしたところで満足のいく仕上がりは期待できません。

相見積りには

  • 外壁塗装の相場を知ることができる
  • 外壁塗装の知識を得ることで賢い契約ができる
  • 悪徳業者を見抜くことができる

というメリットがあります。

とはいえ、やはりご近所の塗装業者で相見積りを取るのはなかなか気が引けるもの。

これからご自宅の外壁塗装をしたいと考えている方には、ぜひ「一括見積りサイト」を活用して相場・知識を身につけた上で、納得のいく契約をして頂きたいですね。

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